〔2010/6/21〕アスペクト、コンタクトセンター向け統合製品の機能拡張版の販売開始

 日本アスペクト・ソフトウェアは、コンタクトセンター向け統合プラットフォームのエンハンス(機能拡張)版「Aspect Unified IP 6.6 SP2」の販売を開始した。
Aspect Unified IPでは、Microsoft Office Communications Server 2007 R2を活用することで、コンタクトセンターのエージェントが案件ごとに適切なエキスパートを探し出すことができる。顧客から問い合わせがあった際、IM(インスタント・メッセージング)または電話でエキスパートとやり取りしながら顧客に対応できる。今回のバージョンでは、エージェントが「Ask an Expert」機能を常時利用できるため、各エージェントの顧客対応能力を向上できる。
品質管理の柔軟性の向上、仮想化によるシステム数の削減、ディザスタ・リカバリ(DR)、高可用性のWAN、プロアクティブ・コンタクトやアウトバウンド・コンプライアンスに対するキャンペーン管理機能の向上、アウトバウンド・ペーシングの向上などのエンハンスメントが追加されている。また、プッシュ・インストール機能を備えており、スターターキットで、システムのインストレーションにデフォルトのコンフィギュレーション・データを使用することで、稼働開始までのプロセスを短縮できる。これにより、分散環境での実装を効率化でき、IT担当者による複数のシステムやロケーションでの実装作業の負荷を軽減できる。
同社のエンタープライズ・キャンペーン管理ソリューションとの統合を実現しており、アウトバウンド・プロアクティブ・コンタクト、回収、セール&テレマーケティングの各業務で、WAN上で複数の「Aspect Unified IP」システムを一元的に実施・管理できる。また、ネットワークの可用性を向上させ、新たに自動同期機能が追加されており、スムーズなアウトバウンド・キャンペーン業務をサポートする。

 


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