〔2025/4/22〕PKSHA、キャリアマッチング支援AIエージェントをリリース 第1弾としてワークポートが導入開始

 PKSHA Technology(本社:東京都文京区、上野山勝也社長、以下、PKSHA)は、キャリアマッチング支援AIエージェントをリリースした。なお、本ソリューションは人材紹介業のワークポート(本社:東京都品川区、福岡県福岡市博多区、田村高広社長)との共同検証のもと開発され、第1弾として同社での導入が開始された。 また、本サービスはPKSHAが展開する「PKSHA AI Agents」のノウハウを活用している。PKSHAは「人とソフトウエアの共進化」というビジョンのもと、本ソリューションを通じて人材紹介における業務効率化と求人マッチング精度の向上を追求する。AIエージェントが人の能力をエンパワーし、求職者、募集企業双方にとって満足度の高い出会いの創出を加速することで、新たな価値創出を実現していく。
 近年、人材市場では求職者の多様化するニーズと企業の求める人材要件の複雑化により、最適なマッチングの実現が困難な状況となっている。具体的には、1人の担当が複数の求職者を支援する中で、個々の経歴や潜在的なニーズの把握が難しい、また経験値などによって提案にばらつきが生じやすいという課題がある。
 これらの課題を解消するために、PKSHAは人材業界における過去の実績を活かし、AIによる高精度なマッチング分析を実現するアルゴリズムを開発した。本ソリューションにより、ワークポートのキャリアアドバイザーは、自身の専門知識と経験に加えAIによる高精度なマッチング分析を活用することで、求職者に対してより希望にあった選択肢が提供可能となり、成約率の向上と人材紹介業務の効率化を実現する。
 キャリアアドバイザーによる従来通りの個別提案とAIによる求人提案を併用することで、ワークポートが保有する13万件超の膨大な求人(2025年4月1日時点)に対して、マッチング機会の最大化を追求する。一定期間の検証を通じ、このAIによる推薦の6割程度は人と同様の水準であり、一部には人が選出しなかったユニークでマッチ度の高い求人も存在した。
 求人マッチングの際に活用するレコメンドアルゴリズムにおいて、高い専門性を持つアルゴリズムエンジニアの技術監修のもと開発が行われている。また、企業内の過去の成約データの活用に加え、担当者のフィードバックを活用したモデルの定期的な再学習による、市場トレンドへの効果的な追従により継続的に精度向上が実現される。
 AI Suite for HRを中心に、人事または人材業界向けに多数のAIを展開する中で培われたノウハウをベースに開発を行っているため、業務プロセスや業界課題に基づいたソリューション設計が行われている。
 人との協働を前提に作られているため、単なる選定ではなくマッチングスコアによって求人を表示することが特徴。AIが推薦する上位の求人を中心に推薦を進めることで、効率的に精度の高い求人推薦が可能となる。
 このソリューションを活用することで、従来、主に担当者の経験や勘に基づいてなされていた求人推薦が、より精緻かつ効率的に行われ、量・質の両面で満足度の高いマッチングが実現される。なお、約6カ月の実証実験を通じ推薦する求人の精度は大幅に改善され、業務の効率化が実証されるとともに今後さらなる精度向上と効率化の推進が期待される。
 人とAIが協働するハイブリッド推薦体制は、人材紹介企業の業務効率だけでなく、多くの選択肢に求職者の満足度向上にも大きく貢献することが期待される。
 PKSHAとワークポートは、今後も本AIアルゴリズムの検証と機能拡充を進め、求職者の経歴・スキルをデータベース化することや、マッチングスコアの説明性を付与することなどにより、マッチング精度の向上を目指す。さらには、求人推薦前後のオペレーションの高度化も視野に開発を進め、業務全体の生産性向上を図っていく。


PAGE TOP