〔2026/2/25〕スタジアム、オンプレミス/ローカル環境で通話録音データの個人情報を自動で無音化する「個人情報ミュート by Dr.Tel」を正式提供開始

 スタジアム(本社:東京都港区、石野悟史社長)は、2026年2月2日に発表した技術をベースに、本日より正式に「個人情報ミュート by Dr.Tel」としてサービスの提供を開始した。本サービスは、コールセンターの通話音声録音データに対して、オンプレミス環境やローカル環境で個人情報箇所を自動特定し、当該箇所を無音化した状態の音声ファイルとして出力するもので、業界初の提供形態となる。これにより、セキュリティ上の懸念からクラウドへのアップロードが困難であった機密性の高い音声データを、安全にクラウド環境の生成AIや外部サービスで活用することが可能となり、企業のAI活用における大きな障壁の1つを解消する。
 同サービスは、コールセンターにおける「オペレーター」と「顧客」の通話が録音された音声データ(mp3 / wav)を対象に、氏名・住所・電話番号・口座番号などの個人情報をミリ秒単位の精度で自動特定し、会話の自然な流れを維持したまま該当箇所のみを無音化する。
 同サービスは、コールセンターの応対評価用途に留まらず、以下のような広範なAI・クラウド活用のための「前処理ソリューション」として機能する。
・生成AIを用いたFAQ生成やナレッジ化のための安全なデータ供給
・外部の文字起こしサービスや分析ツールを利用する際のセキュリティ対策
・クラウドストレージへの音声データ保管時における機微情報の秘匿化
 これらの機能により、企業は「AIを使いたいが、個人情報の扱いがネックで踏み出せない」という課題を、既存のシステム環境を大きく変えることなく解決することが可能。
 個人情報を含む音声ファイルを投入すると、自動で個人情報箇所を特定・無音化して、mp3ファイルで出力することができる。
・高速処理(スループット): 実再生時間の約20〜40%の処理時間で変換が可能です(処理速度は音源特性・動作環境により変動する)。
・動作環境:完全オフライン環境(ローカル/オンプレミス処理完結)で利用できる。
・対応音源:mp3/wav音源に幅広く対応している。
・高精度な個人情報特定: 氏名、住所、会社名、電話番号、口座番号、マイナンバーなど、多岐にわたる個人情報をミリ秒精度で自動特定する。
・独自アルゴリズムによる特定漏れ防止: 音声認識結果に依存せず、音響解析と文脈を組み合わせた独自技術により、特定漏れを防止する。
・手動での追加・解除: 追加で無音化したい箇所や無音化不要な箇所があれば、手動で設定可能。
 本サービスの最大の特徴は、音声認識結果だけに依存しない点にある。音声の物理的特徴と発話の時間的な流れや会話文脈を組み合わせることで、単純な音声認識×生成AIでは検出が難しい個人情報も高精度に特定する。結果として、「消すべき箇所は確実に消す」「不要な部分は消さない」という、実運用に耐える精度を実現している。


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