〔2026/6/30〕アドバンスト・メディア、AI音声認識ソリューション「AmiVoice Communication Suite」にEnd-to-End型音声認識エンジンを追加

 アドバンスト・メディアは、同社が提供するコンタクトセンター向けAI音声認識ソリューション「AmiVoice Communication Suite」に、End-to-End型の音声認識エンジンを追加した。カスタマー側の音声認識エンジンとして選択でき、従来のハイブリッド型エンジンと通話環境に応じて使い分けることが可能。
 コンタクトセンター業界における音声認識技術は、応対品質向上や業務効率化を支える重要な基盤として広く活用されている。一方で、カスタマー側の通話環境や発話特性は多様で、駅や街頭などの外出先、車内からの通話など環境騒音の影響を受けやすい状況に加え、スマートフォンの通信状況による音声の劣化、さらには不明瞭な発話など、認識精度に影響を与える要因が数多く存在する。そのため、こうしたさまざまな条件下においても安定した高い認識精度を実現できる音声認識技術へのニーズが高まっている。
 そのような中、AmiVoice Communication Suiteでは、従来のハイブリッド型音声認識エンジンに加え、カスタマー側の音声認識エンジンにEnd-to-End型を新たに追加した。End-to-End型は、騒音環境下や不明瞭な発話に対しても高い音声認識精度が期待できる。社内検証において、従来のハイブリッド型音声認識エンジンと比較し、認識エラー率が平均30.4%、最大37.8%と大幅に改善した。カスタマー側の通話環境に応じてハイブリッド型とEnd-to-End型を選択できるほか、カスタマー側にEnd-to-End型、オペレーター側にハイブリッド型を適用するなど、それぞれの特性を活かした柔軟な構成が可能。
 また、カスタマー側の音声認識精度の向上により、生成AIを活用した応対要約などの後続処理の品質向上と業務効率化が期待される。さらに、単語登録機能も搭載しており、専門用語や固有名詞についても高精度なテキスト化を実現する。
 End-to-End型は、音声認識エンジンの仕組みの一種。「言語モデル」「音響モデル」「発音辞書」を活用して音声認識を行う従来のハイブリッド型エンジンと比較すると、単一のニューラルネットワークで音声認識を行うシンプルな構造。一貫してEnd-to-Endモデル内で音声認識を行うため、認識精度の大幅な向上が期待されている。
 アドバンスト・メディアでは、今後も多様化するコンタクトセンターのニーズに対応するため、音声認識技術のさらなる高度化と利便性向上に取り組み、業務効率化と応対品質の向上に貢献していく。


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