〔2016/9/9〕ベルシステム24、イナゴの「自然対話ソリューション」を活用し、オンラインでの文章による問合せに自然な会話で自動回答する「バーチャルコミュニケーター」の提供開始

 ベルシステム24は、イナゴ(本社:東京都港区、ロン・ディカールアントニオ社長)が提供する「自然対話ソリューション」を活用し、文章による自然な対話を通じての質問への自動回答を行う「バーチャルコミュニケーター」の提供を開始した。
 本サービスは、既にオフィス用品などの通販サービスを提供するアスクル社で採用され、同社のソロエルアリーナサイト(https://solution.soloel.com/)で運用を開始している。
 従来のWebサイトの「FAQ(よくある質問)」では、消費者は自身の質問がどのFAQに該当するかを把握することが難しく、回答にたどり着くことが困難で、最終的に電話による問い合わせを選択せざるを得ないといったことが多く見られた。今回のバーチャルコミュニケーターでは、質問者である消費者が「配送について知りたい」といった質問を、画面上のバーチャルなコミュニケーターに投げかけると、「配送について、何をお調べいたしましょうか?」と、自然な会話を通じて回答を絞り込んでいき、最終的に質問者の意図に即した適切な回答を提示することが可能。これにより、Webサイトにおける質問者の自己解決率が飛躍的に向上し、電話による問い合わせを軽減することができる。
 従来の自動対応ソリューションでは、登録された質問に対し、既存のFAQの中から最も近い回答を、1対1で導くという手法を採っており、「文意は一緒だが、言い方が違う質問」に対して、異なった回答を提示したり、回答が見つからないなど、精度の点で課題を持っていた。今回提供を開始するバーチャルコミュニケーターでは、イナゴが開発した文意や文脈を把握する独自のアルゴリズムを実装しており、言い方が違う場合でも、同一かつ精度の高い回答を提示することが可能。運用面においては、ベルシステム24がコンタクトセンター業務で培ったFAQ管理およびナレッジマネジメント手法に加えて、バーチャルコミュニケーターの利用状況のモニタリングなど、マネジメントを行い、利用率や解決率の向上等、運用の改善を図っていく予定。


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