〔2017/3/7〕大和証券、ファンド運用サイトにAI導入

 大和証券は人工知能(AI)技術を活用した対話型自動Q&Aサービスを開発した。同サービスは、運用管理の手間が少ない「ファンドラップ」商品の契約・運用サイトに導入される。
 大和証券は大和総研と共同で、AI技術を活用した対話型自動Q&Aサービス(以下、「ロボチャットサービス」)を開発した。その第1弾として「ダイワファンドラップ オンライン」のサービスページにて、3月6日より提供を開始した。
 ロボチャットサービスは、ネット上で顧客が入力した質問文の意味をAIが理解し、自動的に最適な回答を選んでご案内するもの。大和証券のコンタクトセンターが蓄積してきたノウハウとAI技術を融合させることにより、顧客の問い合わせに高い精度で回答できる。
 同サービスを導入するサイトは、「ダイワファンドラップ オンライン」。同サイトでは、契約手続きから運用状況の確認までのすべてがネットで完結できる。店頭やコンタクトセンターだけでなく、ロボチャットサービスがサポート体制に加わることで、顧客はサービス内容や操作方法などについての疑問を、コンタクトセンターの営業時間外である休日や深夜にも問い合わせることができるようになる。
 またAIによって顧客からの質問と回答内容を蓄積し学習することができるため、さらなる回答精度の向上が期待できる。今後両社は、顧客の利用状況や寄せられた意見などを踏まえつつ、提供範囲の拡大を検討する。


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