〔2017/12/11〕トランスコスモス、教師データ作成に専門特化したアノテーションセンターを強化
トランスコスモスと調査・分析専門の関連会社であるトランスコスモス・アナリティクス(本社:東京都渋谷区、河野洋一社長)は、ディープラーニングを活用し産業構造の変革をサポートするABEJA(本社:東京都港区、岡田陽介社長)と、2017年12月よりアノテーション(教師データ作成)パートナーとして提携した。また、アノテーションセンターを沖縄にも拡大し、AI・機械学習に不可欠な大量の教師データ作成に専門特化したアノテーションセンターを強化した。
トランスコスモスは、ABEJAが提供するABEJA Platformベータ版に新しく追加された「アノテーション」機能において、人材提供面でのパートナー提携を行った。ABEJAが提供するデータの識別・分類方法を定めるなどのアノテーション作業画面の作成およびマニュアル作成が可能なアノテーションツールに、トランスコスモスが大量のアノテーション作業を行う人材と長年培った教師データの作成支援ノウハウを提供することで、お客様企業のAI・機械学習プロジェクトを高品質で、より手軽に、短期間で進めることに貢献する。
2017年11月1日に開設した「MCMセンター横浜」内の30席規模に加え、コンタクトセンター拠点である「MCMセンター那覇県庁前」内にも60席規模のアノテーションセンターを開設した。人員供給力に加え、よりコストメリットを活かした運用が可能。案件に応じて増席も可能で、規模の大きい案件や継続的な案件、緊急案件にも柔軟に対応する。サービスの提供範囲は、横浜センター同様、音声データに対して、正解の書き起こし文字データを作成したり、音声認識ソフトで書き起こした文字データを修正したりする音声のアノテーションに加え、チャットbot用FAQのように、想定される質問に対して回答を作成する文章のアノテーション、画像データに対して年齢や性別といったラベルを付与する画像のアノテーションにも対応している。今後、順次沖縄県内の各センターにアノテーションセンターの拡大を予定している。