〔2018/5/24〕凸版印刷とベルシステム24、デジタルカスタマーサービスの共同開発に着手

 凸版印刷とベルシステム24ホールディングス(以下、ベルシステム24)は、口コミからチャット、購買行動まで顧客の声を統合解析することで顧客ごとに最適な顧客体験の設計・提供を可能にするデジタルカスタマーサービスの共同開発に着手し、2018年10月より提供を開始する計画を発表した。
 凸版印刷はクライアント企業のデジタルトランスフォーメーションを実現する「トッパンデジタルサービス事業」を展開。またベルシステム24は、AIやクラウドなど最先端テクノロジーとノウハウを融合したCRM基盤を中心としたコールセンターソリューションを提供している。これらの事業の一環として本サービスを位置付け、提供を開始する。
 本サービスは、口コミ、コールセンター、チャット接客、店頭購入など、顧客との対話や行動をデータ化し、統合・解析することで、顧客ごとに最適な顧客体験を設計・提供することを可能にする。
 両社が持つ「ソーシャル解析」「VOC(Voice of Customer)解析」「WEBチャット接客」などのソリューションを組み合わせ、顧客のウェブ行動や購買行動と、デジタル・リアルでの対話情報を解析データへ変換。これをAIによる解析と専門家によるデータ分析を活用し、個々のニーズにあった顧客体験を設計・提供することができるようになる。
 顧客が求めるタイミングにあわせて、最適なチャネル(コール、チャット、メール、DMなど)で、パーソナライズされたメッセージを送ることで、最適な顧客体験を実現する。このように、顧客ごとの体験価値を高めることで、商品やサービスの利用が長期化するコアなファンを育成できるとともに、好意形成を促す口コミを拡散することができる。


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