〔2021/9/22〕NICE、高度なAI機能を備えたRPAソリューションの最新版を発表

 NICEは、米国時間8月31日付で、企業およびエージェントの目標達成に寄与する、高度なAI機能を備えたRPAソリューションの最新版を発表した。今回の機能拡張により、エージェントに目標毎にカスタマイズされたスマートなプロセス提案を提供する。リアルタイムの行動ガイダンスをもとに、エージェントが高い初回解決率(FCR)と顧客満足度を達成できるよう、世界初のバーチャルアテンダントであるNEVA(ニーバ、NICE Employee Virtual Attendant)がサポートする。
 NICE RPA バージョン7.5は、自動化サイクルすべてのフェーズ(自動化要件の認識から展開まで)をサポートし、かつ継続的に改善要件を推進する。
 NICEのAutomation Finderを使用した自動化要件の認識やタスクマイニングは、エンタープライズ専用AIの実装により、さらにスマートになった。Automation Finderは、ビジネスアナリストによって順次追加されるデータ入力に応答し、企業固有のデータとプロセス特性を学習する。経営目標達成に直結するインサイトの提供と自動化を促進し、ROIの向上に貢献する。
 NEVAとNICE Enlighten AIの統合から、エージェントは、インタラクションの包括的な理解が即時に可能となる。リアルタイムガイダンスによって詳しい状況理解が可能になり、エージェントは高度にパーソナライズされた応対品質をもって、顧客への感情的サポートおよび実用的ニーズの提供ができる。また、このエージェント自身による積極的な応対改善のみならず、初回解決率と顧客満足度の向上という成果にも繋がる。
 NICE RPAの新しいプラットフォームアーキテクチャは、クラウド展開とオンプレミス展開の両方に対し、完全に最適化されている。このソリューションの最先端ディプロイメント技術(DockersとKubernetes)と拡張機能により、クラウドから実行されるプロセスの自動化は、簡素化、加速化される。さらに、プラットフォームはクラウドに最適化されているため、アップグレードとメンテナンスはシームレスに行われ、またスケーラビリティの制約もなく、総保有コスト(TCO)の最適化も保証される。


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