〔2021/12/21〕サイバーエージェント、AIによる電話相談の自動化に向けた実証実験を大阪府守口市にて開始

 サイバーエージェントは、官公庁・自治体のDX推進支援を行う専門開発組織「GovTech 開発センター」において、AI電話自動応対サービス「ごみの窓口AI電話エージェント」を活用した実証実験を、大阪府守口市にて開始したことを発表した。ごみの分別に関する電話応対でAI音声対話サービスを導入するのは、全国初の取り組みとなる。
 大阪府守口市は現在、ごみの排出などに関する多くの相談に対してチャットボットを活用するなど、DXによる情報発信の拡充を推進している一方で、電話による相談件数も依然として多く、時間・コスト面の負荷は依然として大きい状況だ。
 このような負担軽減の解決に向け、同社が提供するAI電話自動応対サービス「ごみの窓口AI電話エージェント」を用いて、ごみ分別応対の自動化を支援する。
 ごみの窓口AI電話エージェントは、同社100%子会社のAI Shiftが提供するAI自動音声対話システム「AI Messenger Voicebot」を用いて、ごみ分別に関する電話での問い合わせに対して、AIによる音声対話形式での自動応対を実現する。
 ごみの品名別の分別方法や居住地区によるごみ収集日の案内をはじめ、年末年始の収集スケジュールなど幅広く案内を行う。
 本サービスの導入により、24時間365日いつでも正確な情報を提供できるようになるほか、複数回線の同時接続によって待ち時間なく電話接続が可能となるため、コールセンターに比べてコストを抑えながら、利便性および満足度の高い住民サービスの構築が可能となる。


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