〔2022/4/12〕富士フイルムビジネスイノベーション、顧客データを統合・分析し販促活動を支援するサービスを提供開始

 富士フイルムビジネスイノベーション(本社:東京都港区、真茅久則社長)は、店舗・Webサイト・デジタル広告などの顧客接点から得られる購買履歴や行動履歴、顧客属性などのデータを統合・可視化・分析し、企業のマーケティング領域のDXを支援する「Marketing Cockpit」をサービス化して提供開始した。
 企業と生活者の接点は、店舗やダイレクトメール(DM)をはじめとするオフラインから、WebサイトやSNSなどのオンラインまで多岐に渡り、生活者が購買に至るまでのプロセスは複雑化している。こうした背景から、企業は顧客の興味や行動特性を把握し、あらゆる顧客接点において、適切な内容・タイミングで、一貫性のある顧客体験を提供することが求められている。しかし、多くの企業では顧客接点ごとにデータが分断された状態で管理されており、一貫性のある顧客体験を実現するためのデータ利活用が進まないという課題を抱えている。
 また近年、Web領域では個人情報保護の観点からサードパーティクッキーの利用制限が強化され、リターゲティング広告注2をはじめとする従来のデジタルマーケティング手法の費用対効果が低下するなどの影響が出始めている。そのため、企業が自ら顧客データを収集して活用する重要性が増している。
 この度、サービスを開始するMarketing Cockpitは、同社がクラウド上に開発した独自のシステム基盤を用いて、オンラインとオフラインそれぞれの顧客接点から得られる購買履歴や行動履歴、顧客属性などのデータを統合し、顧客行動や販促効果を可視化・分析する。さまざまな顧客接点のデータを俯瞰し、より適切な対象顧客や施策を明らかにして、本サービスを利用する企業に提案する。データの統合・可視化・分析を同社がサービスとして支援することで、企業の販促のPDCAサイクルを加速させ、最適な顧客体験の提供を実現する。


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