〔2022/12/12〕トランスコスモス、コンタクトセンター音声認識ソリューション「transpeech」を韓国において提供開始

 トランスコスモスの子会社で、韓国でBPOサービスを提供するtranscosmos Korea(以下、トランスコスモスコリア)は、提供するコンタクトセンターサービスにおいて、音声認識分析ソリューション「transpeech」(トランスピーチ)の提供を開始した。トランスコスモスのコンタクトセンター運用ノウハウと組み合わせることでクライアント企業の要望や運用視点で抽出した課題に対応する。
 昨今、韓国市場においてもAIを活用したコンタクトセンターソリューションのニーズが高まっており、市場規模は年平均23.7%の成長が見込まれている。しかし、多くの企業がAIコンタクトセンターソリューションを導入したもののうまく活用することができないという課題を抱えている。トランスコスモスコリアはこのような課題を解決するためにはオペレーションサービスとあわせて提供する必要があるという考えのもと、2022年3月より現在取引中のクライアント企業に音声認識ソリューションを試験的に導入し、自動応対品質評価やリアルタイムモニタリング、相談アシスタントなどの搭載機能を、お客様相談センターおよびクライアント企業の視点で検証を行い、ソリューションを構築した。
 このたび提供を開始したtranspeechは、音声認識環境の導入から運用までをワンストップで提供し、コンタクトセンターの品質向上と業務効率化を促進する。日本国内においては2018年12月より提供を開始しており、現在2,000席規模に実装し、多くのクライアント企業に活用されている。これらの豊富な実績、経験をもとにコンタクトセンターに必要な機能を強化し、韓国市場向けに最適化した音声認識分析ソリューションとして展開する。STT(Speech to Text)機能によりテキスト化されたデータを活用し、事前に登録されたキーワードとFAQによるアシスタント機能を具現化し、特に金融サービスで必要とされる、必須案内事項のチェックとモニタリング機能を標準搭載している。
 トランスコスモスコリアでは今後もtranspeechの導入促進を加速し、2023年中に10社への導入を目指す。また、自動学習機能・自動相談要約機能・自動相談タイプ分類機能など、さらなる機能高度化を目指すとともに、トランスコスモスがもつ多様なソリューションとの融合によりサービス領域の拡大をはかる。


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