〔2023/11/8〕顔認証アルコールチェッカーのトリプルアイズ、バディネットとサービス連携

 AI顔認証によるアルコール検知システムを提供するトリプルアイズは、コールセンター代行サービスを提供するバディネット(本社:東京都中央区、堀礼一郎社長)と、企業の飲酒検査業務をワンストップで提供、かつ、コスト削減を目的とするサービス連携を開始したことを発表した。
 道路交通法改正に基づくアルコール検知器を活用した酒気帯びの有無の確認義務が、2023年12月1日から施行される。これにより、業務に使用する自家用自動車「白ナンバー」における飲酒運転防止対策を目的として、安全運転管理者による酒気帯び有無の確認、検知器の使用、検知結果の記録が対象事業所に義務付けられるようになった。日本全国で約35万の事業者と、その管理下にある約808万人のドライバーが対象になると見られており(2022年3月警察庁まとめ)、多くの企業が義務化への対応を迫られている。
 これまで、トリプルアイズはAI顔認証によるアルコール検知システム「AIZE Breath」を提供してきた。AIZE Breathは、AI顔認証とアルコールチェックを一連の動作で行い、記録をクラウドに自動保存するシステム。安全管理者のPC管理画面には、打刻時間と検知結果が一括で記録される。また、既存の勤怠システムとの連携や運転日報の記入も可能。顔認証によりなりすましを防ぎ、かつ運転者と管理者の業務工数を大幅に削減するシステムとして高い評価を受けている。
 アルコール検知器を活用した酒気帯び有無の確認義務において課題となっていたのが、リアルタイムでの酒気帯び有無の確認。早朝や深夜時間帯には安全運転管理者をはじめとした確認者の確保が困難であることから、今回、電話による飲酒検査の代行サービスを提供してきたバディネットとサービス連携を行い、飲酒検査業務に課題を抱える企業に対し、検知器によるアルコールチェックと電話確認をワンストップで提供することで、当該業務に発生するトータルコストの削減を実現する。


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