〔2012/10/19〕ISID と電通イーマーケティングワン、地域金融機関のネットチャネル強化に向けたウェブサイト戦略コンサルティングサービスを開始

 電通国際情報サービス(本社:東京都港区、釜井節生社長、以下ISID)と電通イーマーケティングワン(本社:東京都中央区、長濱薫社長)は、地域金融機関のインターネットチャネル強化を目的としたウェブサイト戦略コンサルティングサービスを2012年10月より開始する。サービス開始に先駆けて両社が構築支援した広島銀行のウェブサイトは、トップページからの離脱率が半減するなど、主要な評価指標が大幅に改善し、さらにサイト評価・比較で定評のある「Gomez」の地方銀行サイトランキングで2位を獲得した。
 生活者の消費行動が実店舗からECへと移行しつつある中、金融業界でも若年層を中心に「店舗離れ」が加速し、ネット専業銀行などのシェアが拡大している。そのため、これまで店舗網を中心に地域密着型営業を展開してきた地域金融機関においても、インターネットチャネルの強化が喫緊の課題となっている。
 ISID はかねてより、インターネットバンキングやコールセンターなどの金融機関向けシステム構築を数多く手がけてきた。近年では電通との協業により、インターネットバンキングの利用を促すプロモーションや、定期的な利用状況分析に基づく改善支援(PDCA)サービスなども提供している。また電通イーマーケティングワンでは、ウェブサイトへのアクセスや購買履歴だけではなく生活者の潜在ニーズを加味した上で、真の課題の発掘とそれらを解決するための顧客戦略を策定し、マーケティングパートナーとして施策の立案から実施・効果検証までをワンストップで提供している。
 本サービスは、両社のノウハウを生かし、インターネットチャネルの入り口(=ウェブサイト)を訪れた生活者を、スムーズに出口(=セミナーや相談会参加、金融商品の購入など、金融行動における目的達成)へ導くためのサイト設計・構築を支援するもの。具体的には、金融機関のウェブサイトのあるべき姿を、「生活者の視点」と「金融機関から見たチャネル戦略の視点」の2つの角度から検討し、ウェブサイトを通じて金融機関が生活者に提供すべき価値を再定義するコンサルティングサービスを提供する。さらに、そこから導いた金融機関ごとのサイト構築方針やコンセプトをもとに、生活者を目的達成までスムーズに導くための導線設計やユーザーインターフェースの設計・デザインを行う。


PAGE TOP