〔2013/3/5〕通販エキスパート協会、第4回「通販エキスパート検定」を6月に実施、上級レベルの「準1級」に「ECマーケティング編」を新たに導入

 一般社団法人通販エキスパート協会(本部・東京都千代田区、http://www.tsuhan-exa.org)は、第4回目となる「通販エキスパート検定」を6月2日に東京・大阪・熊本・高知で開催する。既存の初級レベルの「3級」および中級レベルの「2級」、上級レベルの「準1級・法律編」に加え、今年は新たに「準1級・ECマーケティング編」を導入する。
 検定対策としては、朝日新聞出版から『通販エキスパート検定3級公式テキスト』(練習問題付、税込2,625円)と『通販エキスパート検定2級テキスト』(同、税込2,940円)が発売され、全国書店や大手書籍サイト、朝日新聞出版の直販サイトなどで購入できる。「通販エキスパート検定準1級」の法律編およびECマーケティング編の公式テキスト(同、税込3,000円)については、基本的に検定試験とのセット販売となり、検定申し込み者に協会から直送する。
 申込は2つの検定ポータルサイト(http://www.challenge.ne.jp / http//www.kentei-uketsuke.com/tsuhan/)にて受け付けている。またセブンイレブン端末機からの申し込みも可能。受検会場は上記4箇所に設置するが、企業単位など10人以上の団体受検には社内会場での実施も可能。
 通販業界の2011年度売上高は、前年比9.0%増の5 兆900億円と成長している。インターネットの躍進が顕著なうえメーカーや店舗など新規事業者の参入も活発化しており、今後も大変有望なマーケットと予測できる。ただ、マーケットが成長すればするほど通販業務に携わる人の責任は重くなり、通販の基礎知識から関連法、コンプライアンスまで幅広く学ぶ必要性が高まってきた。通販エキスパート協会はこのような状況を鑑み、業界の健全な発展の
ために「通販エキスパート検定」を実施してきた。
 通販では他小売業とは異なる専門的な知識やノウハウが求められるが、これまでは通販に特化して総合的に学ぶ場やツールがなかった。「通販エキスパート検定」はさまざまな方面からの要望に応え、通販の仕組みや媒体・マーケティング戦略、EC施策、顧客対応、バックヤード施策、コンプライアンス、関連法律など、通販業界には不可欠な幅広く専門的知識を身につけていただくことを目的としている。通販事業者だけでなく、コールセンターや、物流、印刷、決済、ECサポートなどを手がける周辺事業者の方や小売業関係者、ネット通販などで新規参入を目指す方、また通販に関心がある一般の方など、どなたでも受検が可能。
 「3級」と「2級」の取得者も増え、合格者からはさらなる上級レベルの試験を要望する声が上がっていたため、前回はより高レベルの「準1級」を立ち上げて「法律編」をスタートさせた。今回はさらに「準1級」の幅を拡大し、ECの実務に特化した「ECマーケティング編」を新たに加えた。今後ネット通販がより躍進する中、EC業務に携わる方には必須の内容と思われる。


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