〔2013/3/27〕SCSK、ビッグデータ分析に必要なテキスト分析を効率的に行うツールを販売開始

 SCSK(本社:東京都江東区、中井戸信英社長)は、ビッグデータ分析に必要となる、日本語文章など非構造データの分類・分析に特化したテキスト分析ツール「Masset」を2013年4月より販売を開始する。
 近年、ビッグデータの分析・活用が注目されているが、中でもソーシャルメディア、コールセンターログなどテキスト情報(非構造データ)の分析が注目されている。従来のテキストマイニングツールや分析サービスは、これを手軽に行えることがアピールポイントのひとつであったが、Massetはそれに加え、分析結果の正確性や、辞書作成の効率性など、ビッグデータ分析に必要な粒度・精度でのデータ分析を効率的に行う環境を提供する。
 Massetは、商品企画部門やマーケティング部門が、実際にビッグデータを活用する際に、テキストマイニング用辞書の作成・維持メンテナンスに最も負荷がかかることに注目し、その負荷軽減に効果を発揮する。また、多くの企業で用いられる「ポジネガ(ポジティブ/ネガティブ)」などのベース辞書の提供や、辞書作成者のユーザビリティに特化した画面、分類精度を高める機械学習機能、さらに、BI(Business Intelligence)システムなど外部システムと柔軟に連携するためのAPI(Application Program Interface)機能を備えている。
 価格は、200万円からを予定しているが、利用するベース辞書の数および、企業固有の辞書作成、外部システム連携の有無などを加味し、個別に見積りする。SCSKは、Massetを今後3年間で100社以上への導入を目指すとともに、ビッグデータ関連ビジネス、ソーシャルメディア分析サービスの強化を進める。


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