〔2009/2/16〕日本テラデータ、DB内部で稼働するデータマイニングソフトの新バージョンの販売開始

 日本テラデータは、同社のリレーショナルDB「Teradataデータベース」の内部で稼働し、データマイニング(解析)処理を行うソフトウェアの新バージョン「Teradata Warehouse Miner 5.2」日本語版の出荷を開始した。価格は、420万円から。
Teradata Warehouse Minerは、データ品質の調査から、データ準備、モデル作成、スコア計算処理まで、すべてのプロセスをTeradataデータベースの内部で実行する“In-Database処理”のデータマイニングソフト。データを外部システムに移動することが不要で、Teradataデータベースに蓄積された大規模データをそのまま活用できるため、作業の煩雑さを低減でき、処理効率を向上させることができる。
今回の新バージョンでは、新たに追加された内部モジュール「Teradata Model Manager」により、作成モデルを利用したスコア計算処理や、モデルに適用するデータの準備処理のスケジュール実行が可能となった。スコア計算を自動化しながら、データウェアハウスへ継続的に反映される新しいデータを利用することで、常に新しいスコアを業務に活用することができる。
これにより、例えばコールセンターやWebサイトに顧客がコンタクトしてきた際、それまでの商品購入履歴と問い合わせ内容を利用して、いくつかの提案候補から最も反応確率の高い提案商品を導き出し、その場で顧客に対して案内するといったことが可能となる。


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