〔2009/4/1〕NTTデータ、相模原市の定額給付金コールセンターに「i-lligraオンデマンド」を導入

 神奈川県相模原市は、3月31日に開設した定額給付金専用のコールセンター(相模原市定額給付金問い合わせダイヤル)に、NTTデータの提供するSaaS型コンタクトセンターサービス「i-lligraオンデマンド コールバック予約サービス」を自治体で初めて採用した。これにより、問い合わせが集中した場合や対応時間外など、電話がつながらない際に折り返し電話の予約を受け付けることで、さらなる市民サービスの向上を実現する。
相模原市の市定額給付金問い合わせダイヤルは、市民からの定額給付金制度の概要や給付対象者の要件など、「定額給付金」や「子育て応援特別手当」に関する問い合わせに対応する専用コールセンター。午前8時30分から午後6時(年中無休)まで市民からの問い合わせを受け付けている。定額給付金については、今年3月より全国的にスタートした制度で、全市民に確実に給付することが求められている。給付人口70万人を超える相模原市においては、多くの市民からの問い合わせを一元的に本問い合わせダイヤルで対応する。しかし、定額給付金については初めての制度であり、問い合わせの件数を予測することが困難だ。オペレーターが対応するには、問い合わせの数に応じた、オペレーターの配置が必要になるが、このコールバックシステムを活用することで、市民のオーダーに応じて、折り返し電話をかけることが可能となり、電話がつながらないなどのストレスの解消に努めていきたいと考えているという。
i-lligraオンデマンドは、高セキュリティかつ高機能なテレフォニー基盤を用意し、NTTデータがこれまで培ってきたコンタクトセンターのノウハウを集約・活用したサービスをSaaS型で提供するコンタクトセンターサービス。コールセンター側ではシステム設備の構築が不要になり、短期間・低コストでサービスを導入することが可能。
コールバック予約サービスの利用料金は月額30万円から。i-lligraオンデマンドでは現在、「コールバック予約サービス」と「自動音声アウトバウンドサービス」の2種類のサービスを提供している。


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