〔2013/11/22〕インテック、北日本銀行に金融機関向けCRMサービスを提供

　インテックは、北日本銀行が、地域金融機関向けサービス「F３（エフキューブ）クラウド　CRMサービス」の採用を決定したと発表した。
　本サービスは、地域金融機関36行に導入実績のある「F３（エフキューブ）CRMシステム」を拡張した、コミュニティークラウド型の金融機関向けCRMサービス。
　北日本銀行では、顧客の長期的なリレーションシップの確立や、質の高い対面渉外の実現を目指す一方で、設備投資やシステム運用に係る経費の圧縮も課題であった。CRMシステムの導入検討にあたり、インテックの金融機関業務ノウハウや導入実績、長年にわたるネットワーク事業やアウトソーシング事業の実績が評価され、本サービスの採用を決定した。
　本サービスは、2014年２月、北日本銀行へのサービスインを皮切りに、販売を開始する。月額課金制のクラウドサービスとして利用できるため、企業における設備投資やシステム運用要員を大幅に削減することが可能となり、また、インテックの導入型のCRMシステムに比べて、半分程度の期間でシステムを利用することができるようになる。
　運用基盤として「インテック富山DC」を使用し、金融機関特有の高セキュリティ要件に応える。また、データ連携のプラットフォームとしてインフォマティカ・ジャパン（本社：東京都、吉田浩生社長）が提供する「Informatica　Power　Center」を採用した。最新のETLテクノロジーを活用することによって、実データの棚卸し（プロファイリング）から連携全体の可視化（メタデータ管理）をすることで、変換処理の開発効率化を実現し、自社内のサブシステムのデータを円滑に取り込むことを可能にしている。
　本サービスは今後、金融機関を支援する、フロントコンプライアンス対応、地図情報連携、イベントベースドマーケティングなどの業務機能を順次拡大していく計画。