〔2014/6/18〕アストロラボ、数理技研、ニューテックスと共同で、顧客管理・分析システムを開発し、AOKIに導入

 アストロラボ(本社:東京都世田谷区、日下ヤスユキ社長)は、数理技研(本社:東京都品川区、小川浩二社長)、ニューテックス(本社:東京都港区、戸田知礼社長)と共に、顧客管理・分析システム「Astro Blaster for Customer Data(以下、ABCD)」を開発し、AOKI(本社:神奈川県横浜市、清水彰社長)へ導入した。今回の導入により、メンズ・レディースのビジネスウェアを中心に展開するブランド「AOKI」および「ORIHICA」の顧客システムが統合・刷新した。
 ABCDは、従来さまざまなチャネルに分散されていた顧客情報を集約する「顧客データベース」を基盤に、「顧客情報照会システム(以下、照会システム)」「顧客情報分析システム(以下、分析システム)」「メールマガジンシステム」「会員証アプリ(iOS・Android対応)」の4つで構成されている。
 数理技研社製のメモリデータベース「Core Saver」を活用することで、世界最速クラスの分析速度を実現した。「AOKI」全店舗1年分の顧客・購買データから、前年対比付きの客層分析をわずか5秒で算出することが可能。これは従来利用していた他社分析システムと比較し、約5,000倍以上という驚異的なスピードであり、大幅な業務時間の削減につながる。
 ABCDが実現した生データからのスピード分析は、今まで諦めていたアドホックなビッグデータ分析を実現することができる。手軽でスピーディーに会社全体が使用できる身近なツールとして、新たな仮説検証を次々に試すことが可能。
 今後「AOKI」および「ORIHICA」では、オンラインショップのお買い物ポイントおよび会員データベースの統合も予定している。ひいては、エンターテイメント事業、ブライダル事業などAOKIグループ企業との統合も視野に入れ、ABCDを基盤にしたグループ全体のオムニチャネル化による、相互送客・利便性向上を目指す。


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