〔2015/1/7〕日本アバイア、クラウドパートナー戦略を発表
日本アバイアは、UC(ユニファイド・コミュニケーション)やコンタクトセンターなど、従来はオンプレミス型で提供されていた機能を、パートナー企業(CSP:クラウドサービスプロバイダー)を通じ、ホステッド型パブリッククラウドサービスとして提供する戦略を発表した。また、その第1弾として、SCSKとクラウドパートナー契約を締結。SCSKは、音声基盤サービス「PrimeTiaas(プライムティアーズ)」を進化させた「PrimeTiaas Suite」を、1月より提供開始する。
アバイアのホステッド型パブリッククラウドサービスでは、アプライアンス型ではない、純粋な仮想化ソフトによるクラウド環境を実現可能としており、従量課金による新しいビジネスモデルを提供できるほか、オンプレミスと全く同じ機能をユーザー企業へ提供可能という。一方のSCSKはもともと、コールセンター市場向けのアバイア製品やソリューションのノウハウを持つほか、コンタクトセンター向けアプリケーション開発実績を豊富に保有しているが、高まるクラウド需要を背景に、日本アバイアのホステッド型パブリッククラウドサービスの評価を実施。その結果、顧客の需要に対して柔軟に対応できる「より進化した音声基盤」を提供できると判断し、日本アバイアとの契約に至った。
今回、SCSKが提供開始する「PrimeTiaas Suite」は、「PrimeTiaas」では一体化されていた「システムサービス」と「運用サービス」を切り離しており、必要なサービスとオプションを自由に選択できるのが特徴。また、月額固定の定額課金プランに加え、同時ログイン数で課金する従量課金プランが用意されている。