〔2015/1/28〕アイ・ティ・アール、マーケティング管理市場2015を発表

 アイ・ティ・アール(本社:東京都新宿区、内山悟志社長) は、「メール送信」「メール配信エンジン」「メール処理」「統合型マーケティング支援」「アクセス解析」「ソーシャルメディア解析」「ソーシャルメディア管理」「LPO」「DMP」の全9分野を対象に、国内55ベンダーへの調査に基づく市場動向と分析をまとめた市場調査レポート「マーケティング管理市場2015」を発表した。
 国内DMP市場の2013年度の売上金額は2億円に。市場はまだ小さいが、売上金額ベースで前年度比20倍と急速な伸びとなった。2014年度も、市場の認知度向上と参入ベンダーの拡大により、同3倍と大幅な伸びが予想される。
 現在DMPは主にネット広告事業者が構築しており、さまざまなWebサイトにまたがった顧客のWeb閲覧履歴を収集・統合化し、最適なWeb広告を配信するために活用されている。本来はWeb閲覧履歴にとどまらず、従来のCRMシステムとの連携など各種データとの統合化がDMP導入の主目的だったが、投資対効果やDMPシステム構築の難易度の高さなどの問題で、期待されたほどは導入が進んでいない側面もある。今後、それらの問題をどう解決していくかが、市場拡大の課題といえる。多くの課題があるものの、市場に対する期待の高まりとともに市場参入ベンダーが増加傾向にあることから、同市場のCAGR(2013~2018年度)は48.6%とマーケティング管理市場で最も高い伸びを予測している。


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