〔2016/3/22〕トランスコスモスとLINE、合弁会社を設立し、顧客対応ツールを共同で開発

 トランスコスモスとLINEは、共同出資による新会社「transcosmos online communications」(本社:東京都渋谷区、貝塚洋社長)の設立について、3月17日に基本合意書を締結したと発表した。
 新たに設立するtranscosmos online communicationsでは、LINE上における企業と顧客のコミュニケーションをより加速させるため、LINE ビジネスコネクトを活用した新しいサービスメニューの開発や企業向けのコンサルティング、企画業務をトランスコスモスとLINEで共同で行っていく。
 まず、その先駆けとして、トランスコスモスが特に得意とする、LINE上でのワン・ツー・ワン・カスタマーサポートソリューションのさらなる導入促進を図り、企業がユーザーからの問い合わせをLINE上で対応する“コンタクトセンターのLINEチャット化”を促進していく。現在、各企業がコンタクトセンターにおいて電話・メールで行っているユーザーサポート業務をLINE上でのチャットとメッセージのやり取りに移管することで、従来、電話やメールの問い合わせ受付だけでは実現できなかった相談内容への綿密かつ素早い対応や、問い合わせ自体がされずに関係構築ができなかった顧客層へのアプローチも可能になる。また、既に導入されている企業による実績では、1時間あたりの対応可能件数が平均3倍に伸びるなど、対応業務の効率化および人件費の軽減も図ることができる。
 トランスコスモスは、LINE公式アカウントの開設・運用から、LINEを活用したカスタマーセンターの構築、ワン・ツー・ワン・マーケティングによるセールス・販促プロモーション、CRM戦略の立案と実行など、LINEに関するサービスをワンストップで提供してきた。企業と顧客の双方向コミュニケーションを可能にする「LINE ビジネスコネクト」の運用ツールをいち早く開発し、LINEが公式パートナーとして優先的に開発営業支援を行う「LINE ビジネスコネクト パートナープログラム」にも認定されるなど、企業のLINE活用について豊富な実績と経験がある。
 今後、transcosmos online communicationsでは、LINEのプラットフォーム・ユーザー基盤とトランスコスモスの営業・開発力などを活かし、企業とユーザーのより良い関係構築を実現するさまざまなソリューション・サービスの提供に向けて取り組み、企業と顧客の新たなコミュニケーションのデファクトスタンダードを目指していく。


PAGE TOP