〔2016/4/19〕トライステージ、双日との資本業務提携により、海外事業拡大
ダイレクトマーケティング企業を支援するトライステージは、日本有数の総合商社である双日と、ASEANを中心とした海外においてリテール事業を共同展開していくため、両社間で資本業務提携契約を締結した。双日は、トライステージの発行済み株式を18.96%取得することに合意した。
双日は、国内有数の総合商社として、国内外において自動車・食料・資源・航空機・リテール事業などにおける実績と様々なネットワークやノウハウを有している。特にリテール事業において、アジアを中心に、食品流通事業、国内におけるショッピングセンターをはじめとする商業施設運営事業等を積極的に展開している。
トライステージは、ダイレクトマーケティング事業を実施しているクライアントに対し、テレビ通販番組等の媒体選定や番組制作、コールセンター斡旋、顧客管理に至るまでワンストップで最適なソリューションを提供している。中期経営計画では、既存のテレビ通販支援事業を中心としたオーガニックグロースに加え、投資枠100億円を設定し、Webや海外分野を中心としたM&A戦略を柱に、積極的な事業拡大を目指している。特に海外においては、テレビ通販支援のみならず、リテールへの進出を展望した更なる事業拡大を推進している。
双日は、トライステージと共同でASEANにおけるテレビ通販チャネルを確保し、国内外での商業施設運営事業や消費財事業、食品流通事業等の基盤を活用し、リテール事業の機能強化を目指す。また将来的には、IT機能を提供し、実店舗とテレビやインターネット上の店舗を融合させた新たな販売形態の構築(オムニチャネル化)を図り、複合的に売り場を提供・運営することを目指す。