〔2016/5/23〕トランスコスモス、スマートフォンオムニチャネルプラットフォーム「Gotcha!mall」をタイで展開
トランスコスモスは、子会社のトランスコスモスタイランドを通じ、グランドデザイン(本社:東京都渋谷区、小川和也社長)が提供するスマートフォンオムニチャネルプラットフォーム「Gotcha!mall(ガッチャモール)」をタイで展開すると発表した。
トランスコスモスは、サービス開始1年以内にタイ国内で100万ユーザーの獲得を目指し、アジア全域でのGotcha!mallの展開を加速する。
Gotcha!mallは、2014年10月のβ版を日本でオープン以降、大規模小売店や有名ブランドなどに採用され、スマホから店舗への来店と購買を促すオムニチャネルプラットフォームとして急拡大し続けている。Gotcha!mallはアジア全域の生活者と店舗を結びつけるプラットフォームとして、ASEAN各国、東アジアなどで4000万ユーザーの獲得を目指して事業展開しており、その中でも特にタイは中核エリアと位置づけている。トランスコスモスは、トラスンスコスモスタイランドの資本・業務提携先でもある、タイの大手財閥サハグループとも連携し、タイの総合消費材最大手として多くの企業を保有する同グループのネットワークを生かしながらタイでの展開を加速していく。また、タイとその他アジア各国の観光客の往来も増える中で、タイのユーザーが他国を訪れた際、また他国のユーザーがタイを訪れた際にもGotcha!mallを利用できるように、展開国の拡張と仕組みづくりにも注力するという。
Gotcha!mallは、スマホから店舗への来店と購買を促すオムニチャネルプラットフォーム。コンビニエンスストア、スーパー、ドラッグストア、ファーストフードをはじめとした大手小売店や飲食チェーンなど、生活に密着した店舗を網羅し、スマホひとつでクーポンの取得から購買までを完結できるオムニチャネルプラットフォームとして拡張を続けている。特に、購買のフックとなるクーポン販促の現状は、データマネジメントに欠如したバラマキ型のクーポンや、効果が不明確なチラシなどによるものが多く、多額の販促費がかけられている一方で、生活者と店舗の間で適切なマッチングが行われていない現状がある。それに対し、Gotcha!mallは、独自のゲーミフィケーション、データマネジメントの仕組みにより、ユーザーと店舗の双方に個別最適なクーポンをマッチングし(ビジネスモデル特許取得済み)、ユーザーに対しては楽しくお得なショッピング、店舗に対しては購買単価や購入頻度UPをサポートする。オンライン広告やチラシなどによる誘導策の購買効果が明確ではないという小売店の課題を解決する「購買コンバージョン」モデル(CPP=Cost Per Purchase)を基盤とし、クーポン利用ログやPOSレジとの連動により、費用対効果が明確な店頭購買促進を可能とする。また、Gotcha!mallは日本のみならず、ASEAN各国、中国、台湾などでも統一的なUI/UXを順次拡張展開、アジア全域のショッピング客をボーダレスにつなぐ。今後ますます増えるインバウンド消費、さらにはアジア各国間のユーザーを相互送客し、アジア最大のスマホオムニチャネルプラットフォームとなることを目指す。