〔2016/6/30〕トライステージ、シンガポール最大のテレビ通販企業JML Singapore社を子会社化

 ダイレクトマーケティング企業を支援するトライステージは、シンガポール最大手のテレビ通販事業会社であるJML Singapore社の株式75%を取得することにつき、同社株主と合意した。
 JML Singapore社は、英国テレビ通販最大手であるJohn Mills Limited(以下、「JML社」)とシンガポールのテレビショッピング卸売事業会社であるResponze TV International(以下、「RTI社」)により2010年に設立された。設立以来、同社はJML社より輸入した主に美容健康商品を、シンガポールの地上波テレビキー局の毎日5時間、年間約1,800時間の放送枠を武器にしたインフォマーシャルおよびASEAN最大手のスーパーマーケットやドラックストア等約500店舗のネットワークを通じた販売により成長し、シンガポールのテレビ通販市場を牽引してきた。またコールセンターやショールーム、EC事業などを自社で運営し、テレビを始めとしたマルチチャネルにも対応したトータルソリューションを提供する事業モデルを構築している。
 同社は2012年に香港において約200店舗の大手スーパーマーケットチェーンを通じた商品卸売事業、2015年にはマレーシアにおいてもテレビ通販事業およびテレビショッピングチャンネルへの商品卸事業を開始するなど事業地域を積極的に拡大している。
 一方で同社の商品供給はJML社に限られており、消費者の嗜好の多様化により同社主力商品である美容健康分野の商品の品ぞろえを拡大する必要が生じ、特に日本および韓国商品の調達を検討していた。
 このたび日本および韓国からの強い供給ルートを持つ同社グループの傘下となることで、JML Singapore社は従来のJML社からの商品供給に加え、消費者からの要望が強い日本および韓国の商品を確保することができ、引き続き株主であるJML、RTI社とともに競争力のある商品と幅広い販売チャネルを最大限活用することで更なる事業成長を図っていく。


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