〔2019/7/4〕オプテージとK4 Digital、AIを活用した「停電情報自動応答システム」を関西電力へ提供

 オプテージ(本社:大阪市中央区、荒木誠社長)とK4 Digital(本社:本社:大阪市北区、篠原伸生社長)は、AIを活用した「停電情報自動応答システム」を開発し、関西電力向けに提供した。
 関西電力では、昨年発生した台風21号襲来の際に、広範囲かつ長時間にわたる停電が発生し、コールセンターの受付能力を超える申し出があり長時間にわたって電話がつながりにくい状態となった。
 そこで、両社はコールセンター以外の受付機能の強化としてAIを活用した「停電情報自動応答システム」を開発した。K4 Digitalはシステム開発の初期段階において、通話音声から住所データを解析・抽出し、停電情報との照合によって自動音声で応答するAI技術を検証。オプテージはそのAI技術をもとに運用を行うためのシステムをクラウド上のセキュアな専用環境下に構築し、顧客とシステムをつなぐ専用の電話回線を構築した。
 このサービスにより、関西電力は顧客からの問い合わせに対して、AIによる音声認識技術によって、居住地域の停電情報や復旧の見通しを自動音声で応答することができ、電話がつながらない状況の解消とスムーズな顧客応答が可能となる。また、オペレーターの負荷軽減にもつながる。


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