〔2021/5/19〕トランスコスモス・デジタル・テクノロジー、業務プロセスの可視化から始めるデジタルトランスフォーメーションサービスを提供開始

 トランスコスモス・デジタル・テクノロジー(本社:神奈川県横浜市、堀内義和社長)は、ハートコア(本社:東京都品川区、神野純孝社長)と業務提携し、組織を横断した業務プロセスの可視化を行い、継続的に改善を可能にする「myInvenio(マイインヴェニオ)」(以下、プロセスマイニングツール)の導入・活用支援サービスの提供を開始した。
 サービス提供開始にあたり、準備を行ってきた主要メンバーを中心とした専任組織を新設。継続して体制増強を行い、同社事業の主要事業へ成長を図る。
 近年、急速なビジネス環境の変化に対応するために、企業のビジネスモデルや組織、経済活動をデジタルデータとITを活用して変革するデジタルトランスフォーメーション(DX)が不可欠となっている。変革を推進するにあたり、どこから始めどのように進めるべきか、またどのようにデジタルデータを活用するべきか等、課題は多くある。
 例えば、1つのワークフローに関連する担当者は複数部門にわたり、人から人またはシステムへの連携の場合、このプロセスは組織横断で調査・可視化が必要となります。しかし、取得するデータの選定、計測方法の検討とルール化、データの分類、時系列に沿った並び替えなど、多くのステップが存在する。このように、ビジネスモデル変革のために、まずは現状のプロセスを可視化し、それを元に改善活動を行う必要があるが、この可視化を人が行うには多くの労力と時間が必要となり、さらには人による揺らぎが反映されてしまう。また改善による効果の抽出では、経験に基づくノウハウが必要となる。
 本課題を解決するために、トランスコスモス・デジタル・テクノロジーでは「プロセスマイニング」を活用しファクトデータを用いてプロセスを可視化・分析し、業務の課題や問題点をデジタルで発見する手法に着目した。人の作業による対応時間(生産性)やシステムにおける処理毎の対応時間、承認作業における全体件数と差し戻しの割合、標準フローから逸脱したルートなど、必要な課題や問題点を、データに裏付けされた改善すべきポイントを抽出することを可能とする。定量的なデータによる可視化により、期待できる効果が明確となり、改善に取り組むべき優先プロセスを発見することが可能となる。
 同社ではRPAやDevOps、AIなど、クライアント企業のデジタルトランスフォーメーションを積極的に推進している。今回新たにプロセスマイニングを活用するソリューションをサービスに加え、これまでマンパワーに頼っていた業務プロセスの可視化/分析をシステム化した。ハートコアとの業務提携によって、プロセスマイニングの導入支援から、業務プロセスの可視化による現状分析、業務課題の抽出・分析、改善のご提案、運用支援まで幅広くサポートし、クライアント企業のビジネスモデル変革をサポートするサービスをワンストップで提供していく。新サービスでは、クライアント企業の内製化をサポートするメニューも準備している。プロセスマイニングを導入後、自社にて分析を進めて頂くことも可能。


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