〔2016/8/24〕 Peach Aviation、本邦航空会社初、AIを活用した自動音声対応の実証実験をスタート

　Peach Aviationは、JSOLと共同開発を行い、Googleの機械学習サービスの１つである「Google Cloud Speech API」を活用した電話による自動音声対応システムの実証実験を、2016円8月24日より開始した。10月31日午後11時まで行う。なお、AIを活用した自動音声での顧客サービスの実証実験は、 本邦航空会社では初の試み。
　本実証実験は、コンタクトセンターのオペレーターの代わりに、AIを活用した自動音声対応システムを運用することでの顧客サービス向上の検証を目的としたもの。Peachでは、これまで顧客からの問い合せの窓口として、オペレーターが対応するコンタクトセンター（平日9時から18時まで）を設置してきたが、悪天候などによりダイヤの乱れや欠航が発生した際、運航に関する問い合わせが 集中し、一時的にオペレーターにつながりにくくなることがあった。そこで、運航情報の提供にAIを 活用した自動音声対応サービスを別途設置することで、一時的に問い合わせが集中した際も、電話が つながりやすくなるとともに、24時間365日の対応が可能になる。
　今回の実証結果に基づき、今後は多言語での展開も視野に入れたAIの活用を検討するなど、さらなる 顧客満足度の向上に、チャレンジしていくという。