〔2017/2/9〕キューアンドエー、個人や個人事業主向けに「ランサムウェア対策サポート」を開始
キューアンドエー(本社:東京都渋谷区、牛島祐之社長)は、個人や個人事業主向けに「ランサムウェア対策サポート」を開始した。
ランサムウェアとは感染したパソコンやタブレット端末のファイルを暗号化し、その解除と引き換えに金銭(身代金)を要求するマルウェア。身代金の要求に応じない場合は、暗号化したファイルを完全削除するなどその手口も一層凶悪化している。主な感染経路は、広範なターゲットに同内容のメールを送りつける「ばらまき型」メールに添付されたファイルの開封や、メールに記載されたURLリンクから誘導された不正なWebサイトを閲覧することによる強制感染(ドライブバイダウンロード)で、最近では地下サイトでランサムウェアが販売されているという報告もある。法人においては、普段利用しているファイルが暗号化されることにより、致命的なダメージを負うリスクがある。個人においても、大切な写真や動画、連絡先などをすべて失ってしまう可能性がある。
そこで、キューアンドエーは、ランサムウェア対策サポートを開始することにした。ランサムウェアの侵入を防ぐための予防措置、ランサムウェアの実行を防ぐための無効化設定、万が一の感染に備えたデータバックアップの3つの設定を行うことで、ランサムウェア感染を防ぐ。無効化設定はパソコンの設定を格納する階層型データベースを操作することから、企業として提供するのはキューアンドエーが初めて。