〔2017/4/6〕Veeva、製薬業界向けのCRMシステム「Veeva CRM」新版を発表

 Veeva Japan(本社:東京都渋谷区、岡村崇社長)は、製薬業界向けのCRMシステム「Veeva CRM」の定期バージョンアップ(17R1)を4月8日に行うと発表した。
 Veeva CRMは、製薬業界に特化したクラウドベースのCRM機能と、CLM(Closed Loop Marketing)の機能が融合されたCRM+CLM一体型のソリューション。また、アドオンソリューションとして、MRがコンプライアンスを維持しながら、メールを送信できる「Approved Email」や、医療従事者がWeb上で、いつ・どのようなコンテンツを閲覧したか把握ができる「Engage for Portals」などを提供している。マルチディバイスにも対応しており、PC、タブレットやiPadでのオフライン利用も可能だ。
 今回実行する17R1のアップデートでは、テリトリー内のインサイトを可視化し、MR/メディカル/KAMを支援する、データビジュアライゼーション・ツール「MyInsights」の機能提供を開始するほか、日本のユーザーから要望の強かったApproved EmailのBCC送信の実現、さらにクローズドループマーケティング機能が製薬協のガイドラインに準拠して、柔軟なデジタルプレゼンテーションができるようになるなど、多くの機能追加を行っている。
 MyInsightsは、Veeva CRMに組み込まれた現場MR/MSL向けのデータビジュアライゼーション・ツール。現場ユーザー自身がCRMに集積されるさまざまな行動データを、より視覚的なレポートとしてMyInsights上で参照できる。さらには、HTML/JavaScriptフレームワークを活用し、各社にてレポートUIをカスタマイズする事が可能となり、Veeva CRMを活用する現場のユーザーに対して、アクションにつながるインサイトをこれまで以上に柔軟に提供するという。


PAGE TOP