〔2017/7/14〕ベルシステム24、多様な働き方を実現する新たな人事制度導入

 ベルシステム24は、継続雇用期間が6カ月を超えるコールセンターの現場管理者やスタッフの有期雇用社員約2.2万人を対象に、2017年10月より順次無期雇用化することを発表した。すべての従業員が安心して長期にわたり働くことができる職場環境を創出することを目的とし、人事制度改定第1弾として実施する。
 これに続き、来年度以降に向けて、新人事制度第二弾も予定されている。第2弾となる人事制度では、対象となる従業員の職位に応じ、手当・賞与の支給や社内研修制度の利用、福利厚生の利用などの機会を提供。自身のライフスタイルに合った働き方やキャリアアップの実現を支援し、また、従業員の多様なキャリア志向の実現のための複線型のキャリアプランの制定が予定されている。来年度からの本格導入を目指して、先行導入や、分析・検証が計画されている。
 同社は、現在、労働市場における採用難の背景に、働きたい人と働く機会との間にアンマッチがあることをふまえ、柔軟な人事制度の構築、最適な労働環境の提供により、安定的な人材の確保や長期的な雇用によるさらなるサービス品質の向上を実現し、競争力の強化、事業の拡大を加速、中長期的な収益貢献を見込むとしている。なお、無機雇用化の企業収益に対する影響は限定的な見通し。中期経営計画の柱の1つである「人材マネジメントの高度化」を視野に、さまざまな働き方を推進してきており、将来的には、いわゆる正規・非正規の区別を廃止していく予定だ。


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