〔2017/10/31]リンクアンドモチベーション、グループ会社2社を有するIR支援のa2mediaの株式取得

 リンクアンドモチベーションは、a2media(本社:東京都港区、藤本潤一社長)の発行済株式を100%取得し、子会社化した。また、これにより、a2mediaが一部株式を有するインバウンドテック、Japan REITも同社の関連会社となる。
 a2mediaは2002年8月より、IR支援を基盤に、CSR、PRなど多様化する企業コミュニケーション活動、その他多様なフィールドでの企業活動支援を展開している。IR支援のフィールドで培った企業分析力、業界全体を見渡せる広い視野などを活かし、課題の原点、本質を見極め、明確化し、蓄積したノウハウを駆使しながら、最適なソリューションを提供している。
 インバウンドテックはa2mediaのグループ会社として、24時間365日対応の多言語コールセンターによるインバウンド業務を中心に、コンタクトセンターBPOサービスや専門型アウトソーシングサービスなど多様なニーズに対応しる。なお、a2mediaの持株比率は23.26%。
 Japan REITは、不動産金融業界に特化したシステム開発や、Web構築、国内最大手REIT情報ポータルサイトである「JAPAN-REIT.COM」の運営、REIT関連のデータベース事業などを展開している。なお、a2mediaの持株比率は25%。
 本株式取得(子会社化)によって、a2mediaが得意とする「株主通信」や「ウェブサイト」を中心とした個人投資家向けIRツール企画・制作ノウハウに、同社グループが培ってきた「モチベーションエンジニアリング」の視点を加えることで進化させ、リンクコーポレイトコミュニケーションズが得意とする「アニュアルレポート」や「動画ソリューション」との組合せにより、IR支援領域における更なる競争優位性を確立していく。さらにはa2mediaが保有する18,000人の株主モニター組織(e-株主リサーチ)とモチベーションエンジニアリングを掛け合わせることにより、IR領域における唯一無二な商品サービスの開発が可能になると考えている。同社は、本株式取得を皮切りに、IR支援領域を拡張し、コーポレートコミュニケーション支援事業最大手を目指していく。
 また、インバウンドテックの多言語コールセンター事業は、2020年東京オリンピックを控え更に需要の拡大が見込まれる。今後は同社グループ会社のリンク・インタラックとリンクジャパンキャリアが抱える外国籍人材やその生活サポートソリューションとの相乗効果を検討しつつ、グローバル化推進に寄与していく。


PAGE TOP