〔2017/11/24〕電通、オランダ最大のオムニチャネルCRM会社「オクシマ社」の株式78.8%取得で合意

 電通の海外本社、電通イージス・ネットワークは、オランダの最大のオムニチャネルCRM会社「Oxyma Group B.V.」(本社:ロッテルダム市、CEO:Jos Van Loo、以下、オクシマ社)の株式78.8%の取得および今後完全子会社化するオプションを当社グループが有することにつき、同社株主と合意した。
 2000年に設立されたオクシマ社は、キャンペーンの運営・管理など伝統的なマーケティングビジネスからスタートしたが、現在では300名を超えるマーケター、データサイエンティスト、ITなどの専門家を抱え、モバイルやSNSを含むデジタルメディアを活用したデジタルマーケティング、そしてメディアのチャネルを超えたCRMコンサルティングに強みを持つ企業へと成長している。オランダのEビジネス/マーケティング業界誌Emerce(イーマース)が2017年に発表したEmerce 100において、オクシマ社は「アナリティクス」「デジタルマーケティング」「Eメールマーケティング」「モバイル&ソーシャルコンテンツ」の分野でベストパフォーマー企業に選出されている。
 今回の買収の目的は、データ分析をもとに企業のマーケティング活動を支援する電通グループのグローバルブランド「Merkle」(マークル、本拠地:米国メリーランド州)の、同サービス領域におけるグローバルリーダーとしての地位をさらに高めることにあり、電通はこの買収がMerkleのオランダ市場および欧州地域におけるデータ分析サービスの機能と規模を拡充するグローバル戦略に合致すると判断した。
 買収後、電通はオクシマ社をMerkleのグローバルネットワークに組み込み、ブランド名を「Oxyma, a Merkle Company」(オクシマ・ア・マークル・カンパニー)に改称してグループ各社との連携を密にすることで、オランダ市場および欧州地域での成長戦略を加速させていく。また、Merkleの欧州地域における専門スタッフは1000名を超えることになる。


PAGE TOP