〔2018/2/16〕アイティフォー、琉球銀行からRPA業務自動化ソリューションとSMS送信システムを受注、本格稼働
アイティフォーは、琉球銀行からRPA業務自動化ソリューション「ナイス・アドバンストプロセスオートメーション(NICE APA) 」およびSMS送信システム「e-SMS(イー・エスエムエス)」を受注、2月1日より本格稼働したことを発表した。
本システムは個人ローンの申し込みや支払いに関する案内を、これまでの電話に加えてSMS送信を活用することにより、顧客への迅速なご連絡を可能とするもの。e-SMSの操作を人間に代わってRPAに実行させることにより配信業務の大半を自動化した。同行は今回のシステム導入により顧客不在による再架電業務の時間が約50%削減されると見込んでいる。
琉球銀行は、これまで個人ローンの申し込みや支払いに関する案内に電話を活用していたが、不在でなかなか本人とコンタクトが取れず何度もかけ直すなど架電業務の負担が課題であった。そのため個人ローンの受付や申込みに関する案内を担当するダイレクトバンキングセンターと支払いに関する案内を担当する審査部管理センターに、同社のe-SMSを導入。顧客へ折り返し電話を促すメッセージを自動送信するという新たな連絡手段の構築で業務効率化を図った。同行は今回のシステム導入により顧客不在による再架電業務の時間が約50%削減されると見込んでいる。
今回のSMS送信開始にあたっては、同社が提供するナイス・アドバンストプロセスオートメーションが使われている。SMS送信には、琉球銀行が既に利用中の「TMS テレマーケティングシステム」および「CMS 個人融資債権管理システム」から管理番号・氏名・電話番号を取得し、e-SMSにその情報を入力する必要があるが、RPAツールの一機能「ユニファイド・デスクトップ」を活用し、複数システムから必要な情報のみを一画面上に集約してシンプルに自動表示。業務担当者は画面上の情報を確認し送信ボタンを押すだけでメッセージ配信することが可能になった。しかも特別なシステム開発を行う必要はない。同行は、RPAツール導入により担当者の作業時間の軽減と作業ミス削減を実現し、より一層顧客サービス向上に向けた業務に専念することを目指す。