〔2010/1/25〕米国アバイア社、ノーテル・エンタープライズ・ソリューションズ事業統合後のロードマップを発表

 米国アバイア社は、買収完了したノーテル・エンタープライズ・ソリューションズ事業(NES)の製品およびサービス統合後のロードマップを発表した。
  アバイアのビジョンはオープン規格、 Communications-Enabled ビジネスシステムおよび状況に合った効果的なリアルタイム・コミュニケーションを基盤としている。 SIP (Session Initiation Protocol) を使うことにより、企業は規模の大小を問わずそれぞれに適したタイミングで、またコミュニケーションへの既存の投資を保護しながら、新しい機能を導入することができる。また、アバイアのビジネスシステムが提供するリアルタイム・コミュニケーションによって、ユーザーは業務遂行に必要な情報を迅速に得られるようになり、ビジネスプロセスの合理化および業務効率の向上につながる。新しいロードマップは、アバイアのこれまでのポートフォリオにNESの機能を統合したもの。
ユニファイド・コミュニケーション(UC)ポートフォリオの中心に置かれるのは、複雑なコミュニケーションネットワークを統合するSIPベースのコミュニケーションプラットフォーム、Avaya Aura。インフラストラクチャ・コストを削減し、集中化したコラボレーションおよび顧客対応アプリケーションの展開を容易にするAvaya Auraは、これまでノーテルの音声およびUCソリューションを使用していた企業のアップグレードに最適。また、Avaya Agile Communications Environment(ACE)を加えることで、Avaya Auraの価値をさらに高めていく。ACEはSOA(サービス指向アーキテクチャ)とWebサービスを通じて、コミュニケーション機能を持つアプリケーションの迅速な実装を支援する。
Avaya Auraはアバイアのコンタクトセンター・ポートフォリオにおいても中心的役割を果たす。コンタクトセンターはAvaya Auraを基盤とするSIPベースのSOAに移行し、複数のモードによるコミュニケーションを同時にサポートできるようになりえる。この新しいコンタクトセンター向けソリューションは、顧客、オペレーター、および情報を結びつけるコラボレーション・アサインメント・モデルをベースにしている。企業はこれらの新機能によって、顧客対応でのニーズが高まる緊密な統合やコストを低減できる。統合後のロードマップは、市場をリードするアバイアとNESのポートフォリオをシームレスに拡大し、中規模から大規模のコンタクトセンター向けにオペレーターのPC操作性、作業割り当て、管理および分析機能を提供する。
BCM、Norstar、PARTNER、およびIntegral 5はいずれも販売を継続し、すべてアバイア製品に統合していく計画。また、アバイアは、ユニファイド・コミュニケーションをデータセンターから管理したい中小規模企業のお客様向けに、旧ノーテルのSIPベースの製品であるAvaya Software Communication System(SCS)の提供も開始する。


PAGE TOP