〔2010/2/2〕キューアンドエーとラック、コールセンター従業員向けeラーニングを共同開発し提供開始

 キューアンドエーとラックは、コールセンター業務に必要不可欠なセキュリティに関する知識を習得できる「情報セキュリティ教育コース」を共同開発しeラーニング形式で提供を開始した。
コールセンターの業務では、個人情報を始めとする、さまざまな機密情報を取り扱うことが多く、雇用形態に関係なく一定レベルのセキュリティ知識の習得が求められている。しかし、正社員向けと同様の研修をコールセンターすべての従業員に行うには、コストも時間もかかるため、多くのコールセンターでは十分なセキュリティ研修を実施することが難しいという課題を抱えている。
キューアンドエーとラックは、このようなコールセンター運営の課題を解決するため、時間や場所に縛られずに受講ができるeラーニング形式の講座を低価格で提供する。受講者は、インターネットに接続された自宅や就業先のパソコンからWebブラウザを利用して、本セキュリティ教育コースを受講することができる。また本コースは1名から受講が可能。セキュリティ事故の具体例や事故を未然に防ぐための手段を習得し、講座の最後には確認テストを受けることで、受講後の効果測定も行える。
価格は、5000円/人(有効期限60日)で、学習時間は、eラーニング60分+問題と解説30分。本コースは、キューアンドエー独自のコールセンター運営から得た知見を情報源とし、それをセキュリティ専門会社のラックがコールセンター従業員向けのセキュリティに特化した内容でeラーニング形式として共同開発した。また、ラックが講座の開発およびメンテナンスを行い、キューアンドエーがコールセンターの保有企業や人材派遣事業者、コールセンター委託企業などに販売を行う。両社は、2009年度中に本教育コースの1000アカウントの発行および受講を目指す。


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