〔2018/5/31〕コラボスとジーニー、「キャリコネ転職」でデジタルマーケティングプラットフォームの実証実験を開始

 コラボスとジーニーは、グローバルウェイが運営する転職・求人サイト「キャリコネ転職」において、コールセンターシステムと連携した新しいデジタルマーケティングプラットフォームの実証実験を開始したと発表した。
 これまで、企業がコールセンターで収集した顧客データと、営利目的で運営するWebサイト上で収集した顧客データは、同一企業の貴重な情報資産でありながら、データ形式の違いにより情報統合が困難であることやデータが一元管理されていないことから、すべての情報を統合・分析し、売上やサービス品質向上のために活用することが困難であった。
 コラボスとジーニーでは、こうした課題を共同で解決すべく、2018年1月に業務提携の基本合意を行い、施策検討を進めてきた。この度、グローバルウェイ社の協力のもと、コラボスのコールセンターシステムに関するノウハウと、ジーニーのアドテクノロジーやマーケティングオートメーション「MAJIN」の開発・運用ノウハウを活かし、消費者を多角的に捉える新たなデジタルマーケティングの実現に向け実証実験を開始した。
 これまで分断されて行われていたWeb上でのマーケティング、メール配信によるマーケティング、電話による営業活動のオペレーションを統合的に実施し、マーケティング施策の自動化や、複数のコンタクトチャネルに関する横断的な分析と統合データを用いたWeb広告配信を試みる。
 具体的には、グローバルウェイが運営する転職・求人サイト「キャリコネ転職」の求人掲載数や新規登録企業数などを指標数値とし、指標別に企業の人事担当者に対する営業活動を目的としたマーケティングシナリオを設計する。
 このシナリオに沿い、ジーニーのマーケティングオートメーション「MAJIN」であらかじめセグメント化した顧客群毎へ、メールの一斉送信による広告用Webページへの誘導と、誘導された顧客のweb上での行動に対するスコアリングを自動的に行う。また、Webページを閲覧しWeb上から問い合わせを行った顧客に対し、コラボスのクラウド型コールセンターシステム「COLLABOS PHONE」とクラウド型CRM「COLLABOS CRM Outbound Edition」を用いて電話での営業活動を行い、アクションの結果や会話により得られた情報を顧客情報に付加する。顧客のWeb上での行動やメール施策の情報を「COLLABOS CRM Outbound Edition」へ、オペレーターの会話により得られた情報をMAJINへ相互フィードバックすることで、顧客が得られる情報の精度と一連のマーケティング施策の効果を継続的に高める。また、反応のよい顧客と行動・属性が類似する潜在顧客への広告配信を行い、効果を検証する。


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