〔2018/6/28〕J.D. パワー、2018年日本クレジットカード顧客満足度調査結果を発表

 J.D. パワー ジャパン(本社:東京都港区、山本浩二社長)は、2018年日本クレジットカード顧客満足度調査の結果を発表した。
 本調査では年会費ごとに提供サービスが異なることを考慮し、<年会費1万円以上><年会費1万円未満><年会費無料>の3部門に分けて集計した。
 顧客満足度の測定にあたっては「クレジット機能」「ポイントプログラム」「会員向けサービス/特典」「年会費」「手続き・サポート」の5つのファクターを設定し、各ファクターの総合満足度に対する影響度をもとに、総合満足度スコアを算出している(1,000ポイント満点)。いずれの部門においても「クレジット機能」の影響度が最も高く、ショッピングやキャッシングの利用しやすさ、セキュリティー対策、利用内容の確認しやすさといったクレジットカードとしての基本機能が重要視されていることが確認できた。
 それ以外のファクターでは部門により顧客のニーズに違いが見られた。例えば「ポイントプログラム」を見ると、<年会費1万円以上>部門では26%なのに対し、<年会費無料>部門では34%と高くなっており、分析すると<年会費無料>部門の会員層では“ポイントのたまりやすさ”が顧客満足度の鍵となっていることがわかった。
 一方「会員向けサービス/特典」や「手続き・サポート」を見ると、<年会費1万円以上>部門での影響度が他の部門に比べて高くなっており、この層においては“付帯サービスの充実度”、“コールセンターのつながりやすさ・態度の良さ”といった手厚いサービスや人的サポートが顧客満足度の鍵となっていることがわかった。
 各部門の総合満足度ランキングは次の通りとなった。

<年会費1万円以上>部門(対象9ブランド)
総合満足度第1位:楽天カード(676ポイント)
2位:アメリカン・エキスプレス(639ポイント)
3位:セゾンカード(636ポイント)
 楽天カードは「クレジット機能」「ポイントプログラム」「会員向けサービス/特典」で高い評価を得た。アメリカン・エキスプレスは「クレジット機能」(同率1位)、「手続き・サポート」で高い評価を得た。

<年会費1万円未満>部門(対象16ブランド)
総合満足度第1位:エポスカード(693ポイント)
2位:楽天カード(655ポイント)
3位:au WALLET クレジットカード(651ポイント)
 エポスカードは「クレジット機能」「年会費」「手続き・サポート」で高い評価を得た。楽天カードは「ポイントプログラム」「会員向けサービス/特典」で高い評価を得た。

<年会費無料>部門(対象9ブランド)
総合満足度第1位: 楽天カード(669ポイント)
2位:オリコカード(645ポイント)
3位:エポスカード(620ポイント)
 楽天カードは「クレジット機能」「ポイントプログラム」「会員向けサービス/特典」で高い評価を得た。


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