〔2018/9/26〕CENTRIC、熊本大学 大学院先端科学研究部と音声感情解析に関する共同研究を開始

 コールセンターのコンサルティング・運営事業を行うCENTRIC(本社:東京都豊島区、山田亮社長)は、熊本大学 大学院先端科学研究部 先端工学第四分野(ビッグデータ)の有次正義教授と眞鍋雄貴助教の研究室と共に、音声データ解析による感情認識技術に関する共同研究を、2018年9月より開始した。
 CENTRICは、熊本における人材雇用拡大を推進するための立地協定を熊本市と締結し、 2017年4月より熊本市中央区の商業施設「COCOSA」内に、最新の技術を用いた次世代コールセンター「サービスサイエンスラボ(感情解析テストセンター)」を運営してきた。当コールセンターでは最新の音声感情解析技術で、人の声を「言葉」ではなく「音(トーン)」として捕らえることで、話者の感情を解析しスコア化し、通販事業などにおける解約率を大幅に減少させるなど、一定の効果を得てきた。
 また、熊本大学では、「地域社会と連携し、地方創生に取り組む人材育成を推進、社会連携、社会貢献活動を積極的に展開し、さらに雇用促進のための地域を活性化する取り組みを推進」しており、地域企業が抱えるニーズに対して、あらゆる研究シーズで解決にむけ、日々研究活動も活発にしている。
 この度、これまでに蓄積した発話者の感情解析データをさらに深く分析し、新たな知見を探るべく、同じ熊本にてビッグデータ解析研究を進めている熊本大学 大学院先端科学研究部 先端工学第四(ビッグデータ)分野有次教授らと共に研究を進めていくこととなった。当研究では、有次教授のビッグデータの解析知見を活かし、これまでCENTRICのコールセンターにて蓄積した感情パラメータの検証の他、顧客や就業者などの発話者の感情パラメータ分析を主に実施していく。
 当研究により、顧客満足度の向上や従業員の離職抑制のみならず、販売促進における新しいノウハウや、ストレスチェックの新たな方法の発見にもつなげられると考えているという。


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