〔2018/10/19〕インテックと富士通、地域金融機関のビジネス変革支援に向けて協業を開始

 インテックと富士通は、地域金融機関のビジネス変革に向けて協業し、インテックの地銀向けCRMソリューションで国内シェア1位の「F3(エフキューブ)」と、富士通の「Finplexサービス統合基盤FrontSHIP(以下、FrontSHIP)」を組み合わせた次世代情報系ソリューションの共同検討を2018年10月より開始すると発表した。
 今回の協業で、両社は地銀向けCRMの開発・導入で培ったインテックのノウハウと金融機関向け勘定系や営業店システムの構築・運用で培った富士通のノウハウを融合させた新たなソリューションを共同開発する。これにより、金融機関における営業職員の顧客リレーション強化や取引先の開拓を支援するとともに、デジタル社会における金融機関の高度な営業活動と新たな接客スタイル確立の実現に貢献する。
 昨今、地域金融機関における地域経済への関わり方は大きく変化しており、地域の枠組みを越えた取引先への支援や、地域活性化への貢献が求められている。同時に地域金融機関の営業職員に期待される役割も高度化しており、取引先の事業性を見極める目利き力や、経営課題に対する提案力強化が急務となっている。
 これらのニーズに対応するため、両社は業務の体系化とコンポーネント化で合理的なシステム導入を可能にしたインテックのF3と、デジタルチャネルを通じて新たな顧客接点と顧客体験を創出する富士通のFrontSHIPを組み合わせた次世代情報系ソリューションを共同開発し、2018年度第4四半期より提供を開始する予定。
 具体的には、F3が保有する取引先に関するさまざまな情報をもとに、「Finplex FrontSHIPスマート営業APIサービス群 neXessary」の話題記事マッチングAPIを活用し、複数メディアの最新記事などと組み合わせ、法人顧客の業種特徴や趣味嗜好などの関連記事を自動表示する機能を提供する。また、企業情報や取引先企業を相関図で示すAPIを活用することで、取引先の情報や経営者同士のつながりをわかりやすく表示する機能も提供し、営業職員の顧客リレーション強化や取引先の開拓を強力に支援する。
 両社は、今後も勘定系システムとのリアルタイム連携による営業事務支援や、ワン・ツー・ワンマーケティングなどの機能も共同開発し、順次サービス拡大を図っていく。


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