〔2018/11/8〕サイシード、チャットボットに、チャットボット業界で初の「半自動チャットボット」を搭載

 サイシード(本社:東京都新宿区、中村陽二社長)は、同社が提供しているチャットボット「sAI Chat(サイチャット)」に、チャットボット業界で初となる「半自動チャットボット」を搭載した。
 半自動チャットボットは、自動で回答をするチャットボットとは違い、回答の候補をオペレーターに提示し、最終的に送信する回答をオペレーターが選択するチャットシステム。自動で回答するチャットボットに比べ、人の目を通しているため、正解率は限りなく100%に近くなる。さらに、文章を手入力するWeb接客ツールと違い、オペレーターはAIが提示した候補から送りたいメッセージを選択するだけで回答を送ることができるため、最短3クリックで対応することができる。
 近年、多くの企業が働き方改革および働き手の人材不足を背景に、生産性向上や業務効率化に取り組んでいる。その中でも、特に採用が難しいコールセンター・カスタマーサポートの領域で導入が進んでいるのがチャットボットだ。同社はさまざまな企業にチャットボットを提供する中で、従来のチャットボットでは対応が難しい2つの業態があることを課題に感じていたという。
1.誤った回答をしてはいけない業態:ヘルスケア関連(医療機関・歯科医院・整体など)、法律相談所など。
2.接客要素を含む業態:不動産仲介、商品についての問い合わせ対応が発生する業態など。
 そこで、顧客に100%満足していただける“人間味のある対応”を、限りなく人手をかけずに行うという相反する課題を解決すべく、本システムの開発に至ったという。


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