〔2018/11/15〕三井情報、英国Arm社の「Arm Treasure Data eCDP」を活用した保険業界向けカスタマーエンゲージメントソリューションの開発を開始
三井情報は、英国Arm社と共同で、同社のエンタープライズ・カスタマーデータプラットフォーム「Arm Treasure Data eCDP」を活用し、個々の顧客に紐付くデータを統合・分析し、その顧客に最適化された提案を導き出す保険業界向けのカスタマーエンゲージメントソリューションの開発を開始した。2019年3月末までの開始を目指す。
オムニチャネルが浸透し企業と顧客の接点が増加する中、カスタマーエンゲージメントにおける企業の関心はチャネルの多様化そのものから、顧客理解を深化し、個々の顧客接点を最適化させることへと広がっている。
Arm Treasure Data eCDPは企業の保有するデータやオンライン上の行動データ、サードパーティーが提供するデータなど幅広いデータソースから特定の個人を軸にデータを収集・統合するエンタープライズ・カスタマーデータプラットフォームで、精緻な顧客プロファイルの作成が可能。さらに過去のデータを機械学習し生成した予測モデルを元に、今後コンバージョン※2の可能性がある顧客を自動的に予測する「予測リードスコアリング機能」を備えており、データ収集から見込顧客の予測までを自動化することが可能。
今回三井情報とArmは、長年保険会社向けにコンタクトセンターソリューションを提供してきた三井情報の知見を活かし、Arm Treasure Data eCDPを使った保険会社のカスタマーエンゲージメント強化に繋がるソリューションの開発を目指す。具体的にはコンタクトセンターに連絡してきた顧客について、家や車の購入予定、子供の誕生などのライフステージを可視化し、その顧客に最適化されたプロモーションやキャンペーンなどの情報をコンタクトセンターで対応するオペレータのモニタに瞬時に表示するソリューションで、オペレータはその情報に基づき提案を行うことで、カスタマーエクスペリエンスの向上を実現する。