〔2010/3/10〕インターコム、ASP型リモートサポートソフトの販売開始

 インターコムは、ヘルプデスクなどのユーザーサポート担当者のPCから、顧客のPC画面をインターネット経由で遠隔操作してトラブル解決や機能説明を行うための、Windows PC向けASP型リモートサポートソフト「LAPLINK ヘルプデスク」を開発し、3月29日より販売を開始する。
LAPLINK ヘルプデスクは、ヘルプデスクでユーザーサポート業務を支援するソフトウェア。ユーザーサポート担当者は、インターネット経由で自分のPC画面に顧客のPC画面を表示させ、“PCやソフトウェアなどの操作や設定がわからない”などの顧客の問題を直接操作して解決を図れる。PCを直接操作(遠隔操作)することで、電話応対時間や回数を低減し、コールセンターの人員配置や電話回線数を効率化できるほか、現地調査が必要なオンサイト保守など出張サポートの一部をリモートサポートで代替することで、出張にかかる時間や交通費のコスト削減も図れる。
ソフトの事前インストールやセキュリティ設定などの特別な変更は不要で、同社が運営する専用の接続サーバからインターネット経由で利用でき、顧客が専用サイトでボタンをクリックすることでリモートサポートを開始できる。顧客側のセキュリティにも配慮しており、リモートサポートの開始は顧客側からのみ行える。また、遠隔操作を開始するには顧客の許可が必要になる(顧客の許可が不要な設定も可能)。SSL/AES/LAPLINK独自の暗号化を使用して不正傍受から通信データを保護するほか、新機能の動画ログ(操作の録画)機能やテキストログ機能でサポート内容の追跡性を確保している。
ヘルプデスク運営を支援する専用管理ツールを搭載しており、サポートスタッフの活動状況の履歴表示、統計データのグラフ表示などを行え、サポート状況を“見える化”し、管理者の負担軽減とサポートの品質向上を支援する。管理ツールにオプションの「追加オペレータID」を導入することで、各サポートスタッフを区別して履歴の記録、使用機能の設定を行える。また、管理ツールでは、リモートサポート開始用Webサイトのデザインを変更でき、ユーザー企業のオリジナルデザインのWebサイトからリモートサポートサービスを提供できる。
導入企業に対する運用支援も用意されており、契約期間内は無料で、同社担当者からのメールや電話によるサポートを利用できる。専用ダイヤルによる電話サポートも標準で利用できる。


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