〔2010/4/7〕オージス総研とセールスフォース、クラウド事業でパートナー契約を締結

 オージス総研とセールスフォース・ドットコムは、セールスフォース・ドットコムのクラウド・アプリケーション「Salesforce CRM」およびクラウド・アプリケーション開発基盤「Force.com」についてVAR(付加価値再販)契約を締結した。本契約締結により、オージス総研は、セールスフォース・ドットコムにとって関西唯一のVAR契約締結事業者となる。大阪ガスのIT子会社としての地の利を生かし、関西エリアの企業を中心に、関東エリアおよび全国に向けて展開していく予定。
オージス総研は、クラウドインテグレーションサービスを本格的に立ち上げ、(1)サービスの導入・構築、(2)データ連携の基盤構築、(3)クラウド環境の構築・提供・利用支援、(4)運用管理・IT統制・リスク管理など、トータルサービスメニューを提供している。今回の契約は、本サービスを強化発展させるソリューションとして位置づけている。
具体的には、オージス総研の強みであるOSSをベースとした独自ソリューションやESBソフトウェア「Mule」、認証基盤「ThemiStruct」などを用いて、クラウドとオンプレミスを連携させたサービスを提供する。また、既にSaaSにて展開中の営業支援、フィールド支援サービス「ビジネスぐる地図」との連携や、オージス総研が自社利用システムとしてForce.comにて開発中の顧客請求業務支援システムの外販向け展開を進める予定。
同ビジネスの推進体制として、2010年度、セールスフォース・ドットコム認定コンサルタントを14名、セールスフォース・ドットコム認定上級デベロッパーを6名、セールスフォース・ドットコム認定セールスを25名にそれぞれ増強していく計画。売上計画としては、ライセンス販売およびForce.comによる開発受託等を含め、平成22年単年度で7000万円、平成24年度までの3年間の累計で3億円強のビジネス規模を見込んでいる。


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