〔2019/9/6〕電通テック、デジタルとリアルを包括したDMソリューションを提供開始

 電通テックは、企業のCRM活動において、マーケティングオートメーション(以下、MA)を活用したデジタル施策とダイレクトメール(以下、DM)などのリアル施策を連動させることにより顧客育成に効果を発揮するパーソナライズドDMソリューション「Direct→One」の提供を開始した。
 Direct→Oneは、企業で既に導入されているMAツールとAPIで連携が可能で、顧客データ分析に基づきパーソナライズされた情報とタイミングでDMの印刷・発送までを自動化しCRM活動におけるターゲティングからコミュニケーションの設計・実行までをワンストップで提供するソリューション。
 MAを活用した顧客データ分析に基づき、1人ひとりに予め設定されたシナリオに応じて顧客が欲する最適な情報を把握。パーソナライズされたクリエーティブとオファーでコンテンツを刷り分けるバリアブル印刷や、ユニークな二次元コードの刷り込みによるレスポンス計測ができる。また導入済みのMAツールとAPI連携も可能となっている。
 顧客の行動に応じた最適なタイミングでオーダーを発動する。オーダーから最速24時間で自動的にDMを印刷・郵送するスピード運用が可能。
 DMの印刷費と郵送費は定額単価制を導入。一定期間内に使用するDM数を予め設定し、その通数内であれば1通当たり単価を同一額で提供可能なため、PDCAを回しながら定期的に単価の見直しや顧客1人当たりのコスト管理も容易となる。また、CSVデータによる手動運用での実証実験からスモールスタートができ、効果を実感してから本格導入することも可能だ。
 同社はこのようなサービス展開により、MAと連携したリードナーチャリングDM、カート落ちフォローDM、AIを活用し顧客の趣味嗜好を予測・レコメンドする購買予測DMなど、マーケティング課題に応じた多様なニーズに応えていく。またこれまでもWEBやSNSなどのオンラインと、店舗の販促ツールやDMをはじめとする印刷物などのオフラインを統合したプロモーション施策を提供してきた。今回のDirect→Oneの提供開始により、オンラインとオフラインを融合したOMO(Online Merges with Offline)起点でのソリューションの拡充と企業のCRM活動の支援を強化していく方針。


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