〔2019/10/1〕アイネスとFRONTEO、AIエンジン「KIBIT」を活用した製品・サービスの提供を目的に業務提携

 アイネスとFRONTEO(本社:東京都港区、守本正宏社長)は、FRONTEOが独自開発した自然言語処理AIエンジン「KIBIT」の提供において提携し、アイネスはKIBITの販売を開始した。また、アイネスはKIBITを活用し、特に金融機関向けAIソリューションのラインナップを拡充していく。
 FRONTEOのKIBITは、テキスト解析においてキーワードに頼らず、専門家や業務熟練者が備える“暗黙知”を再現した独自の機械学習アルゴリズムを用いた人工知能。高い自然言語処理技術を持ち、少量の教師データでの短時間で高精度な解析が可能。不正の予防・リスクの発見・営業機会の発掘・行動予測などに活用されており、各種金融機関や製造業など幅広い業界の企業に導入され、実践的な結果を得られると高く評価されている。
 ITシステムの企画・コンサルティングから開発、稼働後の運用・保守、評価まで一貫したサービスを提供しているアイネスは、現在ではAIやRPAを活用したソリューションの提供に力を入れている。アイネスでは、金融機関で多くの導入実績を持つKIBITを高く評価し、今回の提携に至った。自社のソリューションとKIBITを組み合わせることで、AIソリューションのラインナップの拡充を図り、クライアント企業の業務効率化や自動化、利便性向上などより幅広いニーズに応えていく。
 特に扱うテキストデータ量が多く、金融商品販売時の応接記録やコールセンターにおける顧客応対の音声記録などを網羅的に確認することが求められる金融機関にとって、データの仕分けに強く網羅的なチェックを可能にするKIBITは適したソリューションであり、アイネスとFRONTEOは、まずは金融機関向けにKIBITを活用したソリューションを提供し、その後他業界へも展開していく予定。


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