〔2020/1/24〕関西電力、停電時対応の専用コールセンターを開設

 関西電力は、2020年1月27日から停電や電柱・電線などの送配電設備に関する電話問合せに対応する、送配電専用のコンタクトセンターを開設することを発表した。
 これまでから停電や送配電設備に関する電話問合せに対応する送配電専用ダイヤルを設けているが、その対応は、電気・ガスの契約や料金に関する問合せなどに対応する小売り部門のコールセンターのオペレーターにて実施している。今回、今年4月に一般送配電事業を分社化することを見据えて、電話対応機能を分離し、一般送配電事業独自のコンタクトセンターとして開設することとしたもの。
 これは、2018年9月に襲来した台風21号の対応を踏まえて設置した「台風21号対応検証委員会」の取組みのひとつである、中長期的な対策の「送配電用件に特化したコールセンターの構築」「他電力との連携による相互応援」にも対応するものであり、BCPの観点から関西電力エリア内に1箇所(大阪市)、エリア外に2箇所(札幌市、青森市)の拠点を構築する。エリア外の2拠点では、非常災害時に他電力との相互応援を行うこととしており、開設日の1月27日から中部電力との共同運営を開始する。
 また、今回の送配電コンタクトセンター開設に併せて、昨年9月から運用を開始している「AIを活用した停電情報自動応答サービス」に、同社ホームページ内の停電情報ページへのリンクをSMSで送信する機能を追加する。これは、当該サービスで停電情報をご確認された顧客に対し、停電情報ページへのリンクを送信することで、容易に最新の復旧状況などを確認できるもの。


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