〔2020/1/27〕クレアンスメアード、Oracle Cloudで企業のオムニチャネル戦略支援サービスを強化

 日本オラクルは、クレアンスメアード(本社:東京都青梅市、菊池一夫社長)が、同社がサービスとして提供しているポイント管理・顧客管理システムにおいて、「Oracle Autonomous Data Warehouse」と「Oracle Cloud Infrastructure」を導入したことを発表した。
 クレアンスメアードが提供するポイント管理・顧客管理システムは、商品購入時などにおける顧客へのポイントの付与、購買履歴を含めた顧客情報のCRMによる管理などの機能を持つほか、実店舗のPOSやECサイトの購買情報の取得、さらにはスマートフォンアプリとの連携にも対応したサービス。すでに流通小売、サービス業を中心とする多くの企業で採用されており、顧客管理や購買活動の分析、さらには実店舗、EC、Webアプリなど複数の顧客接点を統合するオムニチャネル戦略の基盤や複数ブランドをまたぐAPIの管理統合などのニーズに対応している。
 このポイント管理・顧客管理システムに蓄積されたデータは、CRMで汎用的に利用される150種類の分析パターンを備える顧客分析システムで分析を行うことが可能であったが、顧客企業の幅広い分析ニーズに応えることに対してクレアンスメアードに大きな負担が生じていた。このような背景から、クレアンスメアードがデータウェアハウスを構築して顧客の各種データを蓄積、その上で顧客が自由に分析できる環境を整えることが検討された。そのデータウェアハウス基盤として採用されたのがOracle Autonomous Data Warehouse。
 Oracle Autonomous Data Warehouseは、高速かつ柔軟なデータウェアハウス環境を容易に構築することができるクラウド・サービスであり、機械学習を用いてインデックス処理やキャッシングを自動的に最適化する仕組みを備えているほか、同種の他社クラウド・サービスと比較して、低コストでありながら数倍のスピードでデータ処理が可能なパフォーマンスを備えている。クレアンスメアードでは、実績および高い信頼性を有するオラクルのデータベースを低コストで利用可能であること、機械学習を含めたデータウェアハウスとしての分析自由度の高さ、高度なセキュリティを評価し、Oracle Autonomous Data Warehouseの採用を決定した。


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