〔2020/2/12〕ベルシステム24、職場における“あらゆるハラスメント撲滅“に向けて取り組みを強化

 ベルシステム24ホールディングスは、就労環境整備の一環および2020年4月に施行される「改正労働施策総合推進法」のパワー・ハラスメント対策の法制化に先駆けて、新たに同社グループ基準として「ベルシステム24グループ ハラスメントの防止及び排除並びにハラスメント事実への適切な対処等に関する規則(以下、ハラスメント防止規則)」を定めるとともに、パワー・ハラスメントやセクシュアル・ハラスメントはもちろんのこと、その他の職場における“あらゆるハラスメントの撲滅”に向けた取り組みを強化すると発表した。
 同社は全国で3万人を超える従業員が勤務し、その多様な人材1人ひとりにとって働きやすい職場づくりを目指し、これまでもハラスメント撲滅への対応を進めてきた。今年5月、参議院本会議にて職場のパワー・ハラスメントの防止を企業に義務づける改正労働施策総合推進法が可決・成立したことを受け、2020年4月の施行に先駆けて、いち早く取り組みを強化するため、同社グループ基準の「ハラスメント防止規則」を定めた。規則では、法令などで定められたハラスメントに限らず、広く個人の尊厳や人格を傷つける行為をハラスメントと定義し、これらの行為を防止・排除するとともに、ハラスメントが生じてしまった際に、これに適切に対応するための態勢を整備する。全従業員にとって理解し遵守しやすい新たなルールの導入を核として、特に「予防」や「再発防止」を重点に具体的な施策を実施する。また、今後も各職場の実態に合わせた制度やルールの見直しを継続的に行い、企業としてハラスメント撲滅を進めていく。
 本取り組みでは、経営陣から3万人を超える従業員1人ひとりにまで同社のハラスメント撲滅に対する考え方を理解・浸透させるための仕組みを構築した。誰もが理解しやすいよう禁止事項となる具体的行為を記載した規則の制定、発生時に相談がしやすいよう専用窓口の設置と連絡先を記載したカードの全社員への配布による啓蒙を行い、経営トップらの「あらゆるハラスメント撲滅」推進に向けたメッセージを伝える研修受講を全社員に義務付けるなど、新たに5つの施策を行う。具体的な内容は以下のとおり。
1.ハラスメントの防止や排除を目的としたルール(ハラスメント防止規則)の導入
2.経営トップによるハラスメントの防止・排除に向けた明確な意思表示の発信
3.ハラスメント相談窓口の充実と利用促進
4.階層・役割に応じたハラスメント教育
5.全従業員を対象とした啓蒙の充実


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